介護のシフト表の作り方|迷わず組める 5 ステップと見直しのコツ

毎月のシフト作り、何から手をつければいいか迷っていませんか。 希望休を聞いて、夜勤を割り振って、人数を数えて……。進めているうちにどこかがかみ合わなくなり、最初から組み直す。シフト作成を任された人なら、一度は経験があると思います。
この記事でわかること
- 介護のシフト表を作るときの 5 つのステップ
- 夜勤から先に入れたほうがよい理由
- 早番・日勤・遅番を埋めるときに気をつける並び
- 作ったあとに見直すポイント
結論: シフト表はこの 5 ステップで作る
介護のシフト表は、次の順番で作ると組み直しが減ります。
- 勤務の種類と、必要な人数を決める
- 希望休と、決まっている予定を集める
- 夜勤から先に入れる
- 早番・日勤・遅番を埋める
- 最後に、偏りと連勤を見直す
ポイントは、いきなり表を埋め始めないことです。「決まっていること」を先にそろえ、動かしにくい夜勤から入れて、最後に全体を見直します。

ここから、1 つずつ説明します。
STEP 1: 勤務の種類と、必要な人数を決める
最初に、早番・日勤・遅番・夜勤など、勤務の種類ごとに「その日に何人必要か」を書き出します。
- 平日と土日・祝日で必要な人数が違うなら、分けて書く
- 入浴の日や行事の日など、人を厚くしたい日があれば先に印をつける
- 夜勤ができる人が誰かも、ここで確認しておく
この表がないまま組み始めると、埋め終わってから「この日は人が足りない」と気づき、組み直しになりがちです。必要な人数を時間帯ごとに考える方法は「シフトの必要な人数はどう決める?」で紹介しています。
STEP 2: 希望休と、決まっている予定を集める
次に、動かせない予定を集めます。
- 希望休
- 研修や会議
- 「毎週日曜は休み」のような固定の休み
- 「夜勤は月に〇回まで」のような、人ごとの取り決め
希望休の集め方にルールがないと、締め切りを過ぎてから希望が出てきたり、同じ日に希望が集中したりします。集め方のルールは「希望休でもめないためのルールの決め方」でまとめています。
STEP 3: 夜勤から先に入れる
予定がそろったら、まず夜勤を入れます。
夜勤から入れる理由は 2 つあります。
- 夜勤に入れる人が限られている: 夜勤ができる人は、職員全体より少ないことが多いです
- 夜勤は前後とセットで決まる: 夜勤のあとには夜勤明けがあり、その次は休みにすることが多いです。夜勤を 1 つ入れると、前後の数日の形が決まります
日勤から先に埋めていくと、夜勤を入れたい日の前後がすでに埋まっていて入れられない、ということが起きます。そうなると、全体の組み直しです。
夜勤を入れるときは、1 人に回数が偏らないよう、人ごとの回数を数えながら進めます。
STEP 4: 早番・日勤・遅番を埋める
夜勤が入ったら、残りの日を早番・日勤・遅番で埋めていきます。STEP 1 で書き出した人数を満たしているか、日ごとに確かめながら進めます。
このとき、次の並びに気をつけます。
- 休みの翌日に早番を入れない: 早番の前の晩は早く休む必要があり、休みの日をゆっくり過ごしにくくなります
- 遅番の翌日に早番を入れない: 勤務と勤務の間の休む時間が短くなります
どちらもすぐに問題になるわけではありませんが、続くと疲れがたまり、現場の不満にもつながりやすい並びです。
STEP 5: 最後に、偏りと連勤を見直す
すべて埋まったら、出す前に見直します。最低限、次の 3 つは確認しておきましょう。
- 連勤が続きすぎていないか
- 夜勤の回数が特定の人に偏っていないか
- 月の休みの数がそろっているか
見直すときは、人ごとに「横」に見て、日ごとに「縦」に見ると抜けが減ります。見直しの項目は「シフト表を出す前に見直す 9 項目」にチェックリストとしてまとめています。
法律で決まっている休日の数も、ここで確認します。くわしくは「シフトを作る人が知っておきたい休日の法律のルール」をご覧ください。
よくあるつまずき
希望休をすべて入れると、人数が足りなくなる
STEP 2 で希望休を集めた段階で、日ごとに「休みの人数」を数えておくと、足りない日が早めにわかります。足りない日があれば、組み始める前に本人と相談できます。
直すたびに、ほかのところが崩れる
1 か所を直すと、その人の連勤や、その日の人数が変わります。直したら、その人の行(横)とその日の列(縦)を見直す習慣をつけると、崩れに早く気づけます。
Excel で作っていて、数え間違いが多い
日ごとの人数や、人ごとの夜勤・休みの回数は、Excel の関数で自動で数えられます。やり方は「Excel のシフト表でミスを減らす 3 つの工夫」で紹介しています。
まとめ
- シフト表は「勤務と人数 → 希望休と予定 → 夜勤 → 日中 → 見直し」の順で作る
- 夜勤は入れられる人が限られ、前後とセットで決まるので、先に入れる
- 休みの翌日の早番、遅番の翌日の早番は避ける
- 最後に、連勤・夜勤の回数・休みの数を見直す
この順番を守るだけでも、組み直しはぐっと減ります。
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