シフト表を出す前に見直す 9 項目|介護施設のチェックリスト

シフト表を組み終えたとき、ほっとしてそのまま出していませんか。 出したあとに「この日、夜勤が 1 人足りない」「この人、7 連勤になっている」と気づくと、直すのも、みんなに伝え直すのも大変です。
この記事でわかること
- シフト表を出す前に見直す 9 項目
- 抜けを減らす「横と縦」の見方
- 毎月の確認に使えるチェックリスト
結論: 人数・体の負担・公平さ・希望の 4 つの目で見直す
シフト表は、出す前に次の 9 項目を確認します。
人数
- どの日も、勤務ごとに必要な人数がいる
- 夜勤の人数が足りている
- 経験の浅い人だけになる時間帯がない
体の負担
- 連勤が続きすぎていない
- 遅番の翌日が早番になっていない
- 休み前後の勤務が、職場の決まりや本人との取り決めに合っている
公平さ・希望
- 夜勤の回数が、人ごとの目安に合っている
- 月の休みの数が、人ごとの所定の日数に合っている
- 承認・合意した希望休が反映され、未調整の希望が残っていない
ここから、それぞれの見方を説明します。
人数: まずは人が足りているか
いちばん大事なのは、どの日も現場が回る人数がいることです。
1. どの日も、勤務ごとに必要な人数がいる
早番・日勤・遅番・夜勤のそれぞれで、必要な人数を満たしているかを日ごとに確認します。入浴の日や行事の日など、人を厚くしたい日も忘れずに見ます。
2. 夜勤の人数が足りている
夜勤は、1 人欠けるだけで現場への影響が大きい勤務です。日ごとの人数とは別に、夜勤だけをもう一度見直しておくと安心です。
3. 経験の浅い人だけになる時間帯がない
人数が足りていても、入ったばかりの人だけの時間帯があると、何かあったときに困ります。経験のある人が各時間帯にいるかも確認します。
体の負担: 休む時間がとれているか
4. 連勤が続きすぎていない
人ごとに、連勤が何日続いているかを確認します。職場で「連勤は〇日まで」と決めているなら、その日数を超えていないかを見ます。
月初は前月末の勤務から続けて数えます。今月の表だけを見て確認を終えないようにしましょう。
5. 遅番の翌日が早番になっていない
遅番の翌日に早番が入ると、勤務と勤務の間の休む時間が短くなります。どのくらい短くなるかは「遅番の翌日に早番を入れないほうがいい理由」で紹介しています。
6. 休み前後の勤務が、職場の決まりや本人との取り決めに合っている
休みの翌日の早番を避けるかは、職場の決まりや本人の希望によります。一律に禁止とせず、「休みの翌日は早番を避けたい」など、事前に合意した条件が反映されているかを確認します。
公平さ・希望: 偏りがなく、希望が入っているか
7. 夜勤の回数が、人ごとの目安に合っている
夜勤に入れる人ごとに、回数の目安と実際の回数を並べます。夜勤専従の人と日勤もする人を同じ回数にそろえる必要はありません。目安から外れた人がいれば、理由や本人との取り決めを確認します。
8. 月の休みの数が、人ごとの所定の日数に合っている
人ごとに、契約や勤務形態に応じた公休数と、表に入れた公休数を比べます。有休や夜勤明けは、公休と記号を分けて数えます。法律で決まっている休日の考え方は「シフトを作る人が知っておきたい休日の法律のルール」で紹介しています。
9. 承認・合意した希望休が反映され、未調整の希望が残っていない
集めた希望と、承認・合意した内容を分けて確認します。調整中の希望があれば、シフトを出す前に本人と相談します。すでに承認した休みが抜けていた場合は、単に理由を伝えるだけで終わらせず、表を直すか、変更について本人と改めて相談します。
抜けを減らすコツ: 「横」と「縦」に分けて見る
9 項目を一度に見ようとすると、どこかで抜けが出ます。シフト表を「横」と「縦」に分けて見ると、確認しやすくなります。

| 見る向き | 見るもの | 確認する項目 |
|---|---|---|
| 横(人ごと) | 1 人の 1 か月 | 連勤・勤務の並び・夜勤の回数・休みの数・希望休 |
| 縦(日ごと) | 1 日の全員 | その日の人数・夜勤の人数・経験のある人がいるか |
1 項目ずつ、横なら上の人から順に、縦なら月の初めから順に見ていくと、見落としが減ります。
人数や回数を数えるのが大変なら、Excel の関数で自動で数える方法もあります。「Excel のシフト表でミスを減らす 3 つの工夫」をご覧ください。
印刷して使えるチェックリスト
【シフト表を出す前のチェックリスト】 年 月分
人数
□ どの日も、勤務ごとに必要な人数がいる
□ 夜勤の人数が足りている
□ 経験の浅い人だけになる時間帯がない
体の負担
□ 連勤が続きすぎていない(職場の上限: 日)
□ 遅番の翌日が早番になっていない
□ 休み前後の勤務が、職場の決まり・本人との取り決めに合っている
公平さ・希望
□ 夜勤の回数が、人ごとの目安に合っている
□ 公休数が、人ごとの所定の日数に合っている(有休・明けと分けて数えた)
□ 承認・合意した希望休を反映し、未調整の希望が残っていない
確認した人 / 日付:
直す場所・本人に相談すること:
修正後に確認した項目:
まとめ
- シフト表は、人数・体の負担・公平さ・希望の 4 つの目で見直す
- 見直す項目は 9 つ。毎月同じ順番で確認する
- 人ごとに「横」、日ごとに「縦」に分けて見ると抜けが減る
そもそもの作り方の順番を見直したい方は「介護のシフト表の作り方|迷わず組める 5 ステップ」もどうぞ。
見直しの手間を減らすなら
Shifmee は、元介護士がつくったシフト自動作成アプリです。必要な人数・連勤の上限・月の休日数・希望シフトなどを条件として入れておくと、条件をできるだけ守ったシフトを自動で作り、守れなかったところはルール違反として示します。
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始める前に用意するものと、入力から見直しまでの流れは「Shifmee の始め方」にまとめています。